静止

…、無理か、

今かなり厳しい状態だ。

辛うじて私の規制側としての概念で封じかかっているが、万物に殺意を抱いていたらしい。とりあえずは大した事が無くて良かった。

本当は正常な状態に回復するまでは人から離れていないと危険なのだが、これ以上は多分不可能だ。

……私は、どんな状態でも視点変更、客観視出来るつもりだったが、重大な例外が残っていたようだ。

通常なら、最近は単純な怒り等の感情は完全に防止、または解除出来るが、急激にその感情の外的要因が頻発して、それの解除が間に合わなかった時には怒りとは違った性質の「概念」に変化し、それで行動してしまう事が稀に有り得るらしい。

この時、何らかの強い感情があるだろうと思っていたのだが、……何と言うのだろうか、実際には、むしろ全く感情は無かった。

だから感情回避など無駄な事で、回避するものが無く、難しかった。

今回は強制的概念並立によって私を呼び戻すことに成功したが、大抵はこの種の暴走概念との並立自体殆ど不可能だと考えられる。

並立不可能な場合に一番復帰成功率が高いのは、完全機能停止だろう。意識で動作が制御出来る全ての部分を一度停止させる。呼吸も停止させる。この間に正常な概念を呼び戻せる可能性がある。

……それにしても、何とかしないと、自分の不安定な部分は恐ろしい。今回の概念にも何らかの予防策があるはずだから早く発見しておく必要がある。小学生の頃はともかく、さっきの状態が続けば誰か本当に死んだかも知れない。

―――――――――――――――

とても前回予告したテーマは今は書けそうにない。いつか書く、ということにしておく。その方がすぐに書けそうだ。

—–

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。