また鳴き声が聞こえる。

毎晩という訳では無いが、夜に度々こう悲しみの声を聞く私の気持ちは誰かわかる人はいるだろうか。もちろん昼の場合もある。もう1年くらい聞いてきた。

私は内心とは戦っているものの、母や他の人に危害を加えたつもりは無い。

それでも、毎回、この鳴き声は私に聞かせるためであるのでは無いかと思うほど私にはっきり届くのである。

この鳴き声の主は母である。

私にどうしろと言うのですか。

私も、もういい加減、疲れてきました。

母がこれで、祖父は寝たきり、兄は完全無縁、他に身内の隣人無し。

死んだっていい、のような心境の存在を感知出来た。私がいなかったらもっと酷い事になっていたかも知れない。それとも私がいると何か問題があるのか。

もう訳がわからない。

いつまで経ってもどうしようも無い。

何も終わらないが、何と無く「終わって」欲しい。それとも、もう終わっているから諦めるのか。

何も助からないが、助けて欲しい。

漠然と、ただ見渡す限り続く広大な荒れ地の真ん中で一人、抜け道を探して、諦めかけている。

助からない、のか……。

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