Beyond The A3D

*この記事はPCでの閲覧を推奨します

11年前?の古のハードウェア、A3D 3.0が完全に動作するようになったので
拙作の曲を用いてデモ。

再生の前に、ステレオイヤフォンを用意してください。できればカナル型に近いイヤフォンを用意してください。
スピーカーでは効果が半減します。
Beyond The A3D

配信の都合上、画質とか音質とかは或る程度は落としてしまっていますが、それでも雰囲気は充分伝わるはず。
仮想音源が頭の後ろへ回ったり頭上を通ったり頭の下を通って体を突き抜けていく感覚が味わえれば幸いです。
――以下適当解説――
A3DはNASAとAurealが共同開発した技術で、本当に物理演算を行って音響シミュレーションをしている唯一のハードウェアでした。
これは壁の素材や距離や位置、音源の動きなどを計算して、音波がどのように進むかを計算して求めています。
そしてさらに、音波が人間の耳に到達するまでに耳の形状による波形変化、顔や肩で反射することによる波形変化、左右の耳での僅かなタイミングのずれが起こることなどをあらかじめ計算して再生することで、イヤフォンから聞いたときにあたかもその場所に音源があるかのように聞こえます。

結局Aurealの経営は上手くいかず、倒産するところをCreativeに買収されたものの、CreativeはA3Dの技術を今になっても継承はせず独自のシステムを作っているため、現行のハードウェアには真のA3Dを実現できるものがありません。
Creativeなどの現行のハードウェアの音響ではEAXなどが使われていますがこれらは一種のエフェクトフィルタで、音波のトレースはしていません。
その代わり確かハリウッドのものか何かの技術が使われているとか聞いたことがある気がします。

現行のハードウェアでもA3Dに近いHRTF(Head Related Transfer Protocol, 頭部伝達関数)を用いた音源位置による計算は行っていますが、決定的にA3Dに劣るのは頭上や下の方からの音などに対する再現性が殆ど皆無である点です。

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