神速

今日は、私の希望する研究室では、研究室配属のための面談があった。


私は面談しなかった。



私は先生に会うなり、
「Y君については、うん。ははは、これまで色々話してきたから、面談済みということで、大丈夫です。」

と言われ、あまりにあっけなく終わった。

その後は、しばらくここの先輩の研究に、無力ながら協力して帰った。

――

水曜の演習では、私は今日からE先生の方になった。

私の場合は予想通り、画像処理を一人で行うことに決定した。

前期のCMの時と比べてもさらに人間的自由度の高い状態だが、これでは肝心のグループワーク演習にはならないため、評価の程は微妙かも知れない。

ただ、私が完全に自由な、人が関係する要因のない状態で時間を与えられたとき、どこまでのことが出来るのか。といった、素の力量を知ることには個人的には興味がある。

何故なら、私は転科以降、グループワークの類の取り組みについて常に何らかの問題を抱えてきたからだ。
それらはとても貴重な経験だったが、もし自分の素の力量がはっきりとわかっていれば、タスク配分の時にもっと目標を高く設定できたのではないかと思っている。

グループを組んだときに目標を高く設定すると、大抵叩かれる。正確には、他メンバーが怖じ気づいてしまう。
実はCMの時にも、そんなこと…と言われて、最初から或る程度目標を下げていた。

私はいつしか、グループを組んだときには最低の目標を立てるようになってしまった。
最低、堅実、確実な目標の中で、不安のない努力を号令する。私はそうやって切り抜けてきた。恐らく世の中もこの仕組みで動いている部分が多いだろう。

しかし、もし仮に、自分一人で明らかに人より優れた力を発揮できるなら、グループを組んだときに目標を高く設定しても、他メンバーに成功を約束できるようになるかも知れない。

世の中には効率が必要な場面や堅実さや協調が必要な場面が多々ある。だがそれを踏まえた上で、敢えてここは一度、研究やこの先を見据えた、挑戦を重視した取り組みを経験しておくのも一興だろう。

私の言葉がどこまで信用に足るのか。自分で確かめたい。

――

最近では私は、何もしないことに慣れてきてしまっている。

鳥無き里の蝙蝠は、最初は頻りに飛び回っていた。
ところがいつの間にか、飛ぶのもやめてしまった。

早いところ、手を打たなければならない。

自身の無力さ故、打てる手が無くなってきている。

制限時間は今、一杯である。

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