CV1開封の儀

日本時間の2016年1月7日1時に予約が始まった初の製品版Oculus RiftであるCV1。
実は私は大分前にOculus Rift DK2も持っていて、それに対して、「実在感」が得られるという点で他で代えられない価値を感じていた。
それで、83800円という高値にもかかわらず、予約開始前からPC前でスタンバイし、予約開始と同時に予約を試みていたのだった。

当日は案の定予約者が世界中から殺到し、それにしては貧弱そうに見えた予約システムは不都合を連発し、Twitter上は高額さにショックを受ける声と、サイトの不都合を嘆く声であふれかえっていた。
それを横目に見つつ、私はよくあるPCの不都合に対処するときと同じ姿勢で、表情一つ変えず試行を繰り返し、確か2時までには予約を完了していたように思う。

そして予約後もなにかとトラブルは絶えなかった。
そもそもオーダーした順に届いていないのと、日本の法律で、技術基準適合証明(技適)を通っていない機材は電波法で電波を発することが禁じられているというのに同梱されているXbox Oneコントローラが技適通っていないから無線アダプタを除いて有線にするとかで、そもそもコントローラ同梱しなければ良かったのにとかまあ結構色々言われていた。

そしてやっと届いたのが6月1日。(私の呟きは時にタイムラグがある。届いたのは呟きより少し前)
多分今の時点で購入する人はこのように待たされることなく、すぐに届くと思われる。
CV1用のメガネを作った話もあるが、まずは開封の儀で1記事としようと思う。

こんな箱で届く。不達を恐れて、一旦実家に送った後そこから奈良に送ったのでヤマトのシールも見えるが、本来はない。


箱の中で、上下を支えている段ボールのうち上側を外すと、このようにかなりぴったり入っている。


取り出してみても結構なサイズ。パッケージは非常に美しい。まるでApple製品のようだ。


後ろ側はこのようになっている。予約購入者はここに描かれているコンテンツは課金せず入手できる。


外装の白いカバーを外すと、かなりしっかりしたつくりの、肌触りの良い箱が現れる。うっすらとロゴが入っている。


箱をあけると中はこのようになっていて非常に美しい。航空便の梱包箱には天地無用マークがついていたが、すべてしっかり固定されているので一応天地はどこを向いていても問題はなさそうだ。


中央部のつまみを引っ張ると、Xbox Oneコントローラが現れる。その他に、レンズクリーニングクロス、ヘッドホンを外すための棒らしきもの、安全に使うための注意書きなどが入っている。


注意書きはとても小さい。中は各言語で書かれていて、日本語も含まれる。


これは多分ヘッドホンを外すための棒だろう。


ヘッドトラッキングカメラはDK2時代より明らかに格好良くなっている。DK2時代のカメラはHMDとも接続しなければならなかったが、CV1のカメラではケーブルはUSB3.0の1本だけでよくなった。このカメラは角度を変えることができる。


カメラのロゴの入っていない方の保護シールをはがすと、そこは真っ黒でいくら覗き込んでも全くもって何も見えなかった。


ヘッドセットは最初からこの完成された形で入っている。ヘッドホンも最初からついている。
感動すべき点は沢山あるが、まずはこのケーブルの少なさに敬意を表したい。頭から沢山ケーブルが出ているゴーグルは山ほどあるし、DK2も結構重いケーブルだったが、CV1では頭からのびるケーブルはたったの1本で、しかも細くて軽い。市販の一般的なHDMIケーブルとほぼ同等だ。このケーブルは途中からHDMIとUSB3.0に分かれる。DK2時代はこれ以外に電源ケーブルも必要だったが、それはなくなった。


ヘッドバンド部は非常に着脱しやすく付け心地が良い。DK2時代とはえらい違いで、少なくとも私には帽子をかぶるくらいの気持ちで着脱できるようになった。そして軽い。多分1日中つけていても平気だろう。これがかぶれない人はヘルメットであれば数分でさえつけていられないような人ではなかろうか。


着脱可能ヘッドホンは見かけによらず可動域が広く、かなり自在に調節できる。そして見かけによらず結構音質が良く、高音も低音も鳴る。若干、映画館のような聞こえ方にチューニングされている気もするが、大抵の人はわざわざつけかえるより取り回しの良さを選ぶだろうと思われる。


正面はこのようになっている。


まだ少ししか使ってみていないが、多くの人が気にすると思われる網戸効果(スクリーンドアエフェクトとも。画素の間の隙間が網戸のように視認できてしまう現象をいう)は確かにある。ただ、DK2よりは大分軽減されていて、コンテンツ次第では全く気にならないことも多かった。私の主観で勝手なことを言うと、多分気にならなくなるのは、注視点がよく動くようなもの、例えば部屋や景色を見まわすときで、逆に気になるのは、一か所にとどまって映像を見る時ではないかという気がする。

HMDで非360度の動画を見るのであれば、今はもう終息してしまったがSonyのHMZシリーズがこういうデバイスより飛び抜けて優れているように思う。有機ELの発色もHMZシリーズの方がずっと良く、また、黒挿入による120Hz駆動ができるので、60FPSまでの映像は1フレームをはっきり見ることができる。見え方も、映画館の特等席と同じ見え方で、網戸効果もない。

没入型HMDで動画がまともに見られるようになるには、最低でもStarVR以上の品質を確保する必要があるだろう。次に私がHMDを新しく購入するとしたら、そういうのが出てきてからになりそうだ。

私はLeap Motionも持っていたので、早速VRの中で手を使ってみたが、予想以上に自分の手として認識できる感触だった。あとは、触覚フィードバックを実現した手袋があれば、新しい種類のコンテンツが作られそうではある。

そのうちVirtuix Omniも欲しいものだ。

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