CV1専用メガネの作成

Oculus Rift CV1には近視の人のための焦点距離調節機能がなく、近視の人は手持ちのメガネを工夫してCV1にはめてからそれをかぶるか、CV1用のメガネを作るか、コンタクトをするか、レーシックをするしかなかった。
丁度CV1が届いた頃、CV1用のメガネとおぼしき3Dプリント用造形物の情報がTLに流れてきたので、私はそれを実行に移すことを決心した。

Oculus Rift CV1 Prescription Lens Adapter by jegstad – Thingiverse
https://www.thingiverse.com/thing:1602460
(6/28に更新されたようですが、私が作ったのはその前のバージョンです)

そこへ@dvorak__さんから素早い情報が!ありがとうございます!

早速近場のALOOKを探してみると、NAISTからはイオンモール奈良登美ヶ丘の中にある店舗が一番近そうだとわかった。

早速イオンのALOOKへ、3Dプリンタで印刷したメガネフレームをもって行ってみた。
すると興味深そうにフレームの実物を見てから、ここではこういうのはできませんとあっさり言われてしまった。
なんでも、未知のフレームに対するレンズは、レンズを削る加工技術をもっているところでないと作れないということらしく、このイオンのALOOKでは加工ができないという話だった。
しかし、上の階にあるビジョンメガネなら加工技術があるのでできるかもしれませんと言われ、行ってみることにした。

同じようにビジョンメガネで聞いてみると、確かに加工技術はあるがこのフレームはダメだとあっさり言われてしまった。
理由を聞いてみると、加工のためにフレームをトレースするのだが、円でなくて良いものの、閉じた形の輪郭でないとそれができないらしい。
確かに、このフレームは一部が開いている形になっている。

実はこのフレームのThingiverseページでの作者の説明によれば、これにはまるレンズは、あるフレームにはまるレンズだと書かれている。それはZenni Opticalの450021番のフレームである。

Black Metal Alloy Full-Rim Frame with Spring Hinge #4500 | Zenni Optical Eyeglasses
http://www.zennioptical.com/450021-metal-alloy-full-rim-frame-with-spring-hinge.html

そこでビジョンメガネの店員さんに、これを入手してもってきたらそれ用のレンズを作ってもらえますかと聞いてみると、それならいいですよとのことだった。それで早速この公式サイトからレンズ無しでフレームだけを直接買ってみた。6月7日に購入し、6月18日に届いた。クレジットカードの履歴によれば日本円で1663円だった。

後述する理由により、このサイトでレンズだけ買うという選択肢をとると工作時にもしかしたら問題があるかもしれない。

早速そのフレームをもってビジョンメガネに行き、自分が普段使っているメガネと同じ度数でレンズを作ってもらうことにした。ここで一つ懸念していたのは、このフレームを装着したとき、目からどのくらい離れるのかという点で、メガネというのは顔から離れると見え方も変わるし必要な度数も変わってくるという点だった。結果から言えば、これは同じ度数で問題なかった。ついでに、私は強い近視なので、両面非球面に、そしてさらについでにブルーライトカットもつけて、とやったところ、両目で25800円となった。もっとプレミアムなレンズにすることも、もっと安いレンズにすることもできたが、ここでは一応標準的なグレードのレンズである。

6月20日に注文し、レンズができあがったのが6月25日であった。

さてこれが、材料がそろった状態である。


内部からの光が反射するとあまり嬉しくないので、一部油性マジックで黒く塗った。一応、べたついたり触れたものに色がついたりしなさそうにはなっているが、実はCV1に装着したときこの塗った部分はどこにも触れないので、あまり心配はいらない。もちろん丁寧に装着する必要はある。


Thingiverse上の、マウンタ作者の記述によれば、レンズの上下は合わせた方が良いとのことなので、私はこのように上下と左右がわかるマーカーを油性マジックの細い方でつけてから、レンズを取り外した。これが、先述した、レンズだけで購入するとできないかもしれないところである。表裏は、私のレンズの場合は見ればわかる感じなので、特にマークする必要はなかった。


これを上下左右がそのままになるよう慎重に取り付ける。私はこういう作業の精度に自信がある。保護フィルムとか貼るのもうまいタイプだ。


ぴったりとはまり、接着せずともこのままの形を保ってくれる。もちろんフレームをつかんで強く振れば簡単に外れるので、扱いには注意が必要。


これをCV1に丁度存在する隙間に差し込む。まずは上側を差し込む。


次に下側だが、このようにつかんで入れようとしても下側の爪が引っかかって入らない。無理をすれば壊れるだろう。


そこでこのように、CV1側の下側のふちをほんの気持ち外側へ引っ張るようにして、同時にマウンタの方は気持ち鼻側へ曲げるようにして、CV1のプラスチックのふちに丁度爪がはまるように入れる。


完成!


斜めから見るとこのような感じ。


横から見るとこのように、レンズとマウンタはわずかに浮いて絶妙な位置を保っている。


使ってみると、心配していた普通のメガネとの度数の違いは感じられず、全くもって快適そのものだった。
不自然な光の反射が起きるようなこともなく、立体視に問題を感じることもなく、私にとっては裸眼+コンタクトと同等以上、完璧だった。

HMDの付け外しの際にメガネを気にする必要がないというのは本当に楽で、お金と時間をかけられる人には、そして強度近視の人には全力でお勧めしたい一品である。

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1 Response

  1. m3ak より:

    肝心の装着してる写真が無い!

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