今日は予備校を早々に終えるとすぐに家に帰って、今度は川崎駅へ向かった。
MUZA KAWASAKI SYMPHONY HALL にて樫本大進様のお見えになるコンサートがあったのでそれを聴きに行った。
ここのホールは今回初めて来たが、見たところ少し特殊な作りになっていた。
まず1階の席が10列もないくらいの少なさで、その後ろは2階席になっている。
2階席が非常になだらかな斜面に座席が並んでいて、その後ろが3階席となっている。
私はこの2階席最前列S席にいた。私のいる座席から少し右の方を見やると、樫本さんの両親もいらっしゃっていた。
音響を重視した作りなのかは知らないが、座席自体もホールの中心に向かってわずかに斜めになっていて、座っていて右にわずかに傾いている感覚がする。でも座り心地は別に悪くはなかった。
コンサート名はフェドセーエフ&モスクワ放送交響楽団。
曲目は
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
ムソグルスキー(ラヴェル編曲)/組曲「展覧会の絵」
で、さらにアンコールで
軽業師の踊り
を演奏していた。
特にチャイコフスキーのバイオリン協奏曲は綺麗だった。
ところで樫本さんは前に見たときよりなんとなく丸くなってるように感じたのだが気のせいだろうか…。とりあえず写真よりはまるk(ry
どんなに難しい曲でもギッという音とかキッとかいう音を少しもたてないというのは
それだけでも結構凄いことです。それでいてあのセンスは反則ですね…。
そして展覧会の絵。
当時、作曲家として周りから認められなかった失意の作曲家が原曲を作ったものだったらしい。一応知ってる曲のつもりだったがこれは知らなかった。
今回演奏されたのはその原曲をラヴェルが編曲したものだった。
展覧会の絵という名の通り、次々と絵があらわれてはまた展覧会の曲を挟んでいるような感じの展開…というのか、表現が少し難しいがそんな感じの曲である。
楽器数が凄く多かった。しかも配置も特殊だった。
特にコントラバスなんてのは後ろ一列にずらっと並んでいた。
知らない楽器まで登場した。ガリガリと機械のような音をたてる、手で回す何かだ…。
打楽器の人のノリが凄く良い感じに見えた。いやタンバリンの打ち方が豪快だっただけなのかも知れないが…。あれ程の打ち方になるとこれだけの楽器数のオーケストラでも立派な1パートになる。
とにかく、楽しかった。
コンサートは時々しか行かないが、こんなのは結構珍しく感じた。
それとMUZAは音の反響がなかなか良くできている。
また行ってみたいと思う。
—–
Comment